齋藤正暢

2020年1月13日3 分

売却依頼物件の競合調査

売地の競合調査に行きました。

と書いても、少し言葉足らずのような気もしますので、

なんのことを書くか、少しわかりやすく説明しますと、

1.今、売却を任せていただいている土地があります。

2.比較されるだろう売地はどんなものがあるだろ?

3.よし、見に行ってみよう!

こう思って、今日いくつか競合しそうな土地を見に行きました。

そのことを短く書きます。

競合物件の机上比較

まず、売却を任されている土地(以下では「対象地」といいますね)と同じエリアで販売されている売地の情報をすべて集めました。約50件。全て現在販売中の売地です。

その中から、比較対象となりそうな物件を10件に絞りました。

絞り方は、対象地はきれいなかたちの整形地なので、土地が旗のようなかたちをしているいわゆる旗竿地を省いたり、道路と接する面が2mぐらいしかないような接道幅の小さな土地を省いたり、借地を省いたり。いくつかのポイントで比較します。

文章で書くと、ここまであっという間ですが、実際は1件1件きちんと確認し、対象地と比較しますので、絞った10件を資料にまでまとめると結構な時間がかかります。

絞った10件を実際に見に行く。

机上では競合と思っていた土地でも、現地に行くと、「これは競合にならないな」と判断できる土地がいくつかありました。

以下、一例を。

この矢印の車の向かいの角地が更地になっていまして、競合になるだろうと思っていたのですね。机上では。

しかし現地に行くと、更地の向かいに、常に道路に車がはみ出しているだろう家があって、なんか嫌だなぁという印象を受けました。

自分が購入する土地の向かいに、このような感覚の家があったらなんか嫌じゃないですか!?

競合調査時は、自分が購入するつもりで、自分の感覚で、競合地を見ます。

その他にも実際に行くことでわかったことがありました。

競合地への入口は、こんな感じ↓。

矢印の先に、競合地があるのですが、道を入ると、こんな感じ↓

道路幅は4mと書いてあったのですが、競合地に向かうまでは、想像していたより狭くて、なんかイマイチだなという印象。

そうやって、現地に到着したら、車が道路にはみ出している家があった次第。

さらに!競合地から約10mのところに、、、、↓

別にゴミ屋敷ではないのですが、決して印象が良いとは思いませんでした。

結果

以上のことから、競合地と思って見に行った土地は、「競合にはならない。」との判断に。

任せていただいている土地の良さを改めて実感する機会にもなりました。

依頼主様にもこのことをお伝えしたところ、ご自身の土地の良さを実感されていました。

これは、10件に絞ったうちの1件。

競合にはならなかったので、競合だと思うものは現時点では残り9件。これを繰り返し、任せていただいた土地の強みを把握し、積極的にアピールする。きっと、説得力も増すと思います。

この時代にめちゃめちゃアナログ作業ですが、やっぱりこういうことが大切だなぁとひとりで自己満にひたる齋藤でした(笑)

お読みくださった方、どうもありがとうございます。