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執筆者の写真齋藤正暢

子供達の役に立つ!


おはようございます。21時過ぎに寝て1時半に起きたさいとうです。

先日、何度もお仕事をご依頼いただいたり、お客様のご紹介など、大変お世話になっている方から以下内容のメールをいただきました。


「 お時間を少々いただき、アドバイスをいただけたらと考えていることがあります。世間の役には必ず立つ事業がありまして、去年からご相談したかったのに怠けておりました。」


なんだろう。と、気になりつつ事務所に伺い、お話しを聴いてきました。そのお話しの内容は大きく以下の通りでした。


1.貧しい子どもの進学支援のための宿泊施設無償化事業

2.中高年のためのシェアハウス事業

3.上の1番を含むプロジェクトのAI化事業


今回は大きなひとつについて概要説明を。

1.貧しい子どもの進学支援のための宿泊施設無償化事業


これは児童養護施設を退所する子供達に向けての支援事業です。

どうやら児童養護施設というところは18歳までしか入居することができず、それ以降は施設を退所し、自立する必要があるようです。(自立が難しい場合20歳まで認められる例外あり)


退所後に立ちはだかる問題として、経済的な問題があるそうです。

・生活費

・家賃

・学費


18歳までということはおそらく19歳からでしょうか。自立の為に社会に出されてぶつかる壁(上記3つ)。ひとりで全てを賄うのはきっと大変なこと。


今回ご相談者様が、児童養護施設で育った方50人にお話しを聴く機会があり、支援が足りていない現状を知ったそうです。この方、世界中のひとりひとりを幸せにしたい。という想いをもつだけでなく、実際に日々その為に動いていらっしゃる方です。


この方が問題だと感じられていたことが、経済的に難しいため大学入学を諦めなければならない方が沢山いる。ということでした。お話しをお聞きになられた50人の方は屈折していない方ばかりだったそうです。


ご相談内容

「ニーズをマッチさせることで空き家・空き部屋を無償提供いただき、児童養護施設を退所される方たちの家賃負担を省き、大学に進学させてあげたい」


ぼくは、児童養護施設についてこれまで調べる機会はありませんでした。見聞きする機会もほとんどありませんでした。興味を持っていなかったので目に留まらなかったのかもしれません。

少しだけ調べましたが、金銭面以外にも様々な問題がありそうです。職員不足や職員ひとりに対しての受け持つ人数が多くて突然辞める方が多くいたり、施設の老朽化など。


たしかにこれだけ空き家問題という言葉が社会に出回り、問題視されている中で、無償提供していただける方がいてもおかしくはないですね。しかも高齢化が進む中で孤独死というようなニュースも見たり、ひとり暮らしの高齢者と退所される方のマッチングも可能な気がしました。


一方で東京に住んでいてまず思ったのが、東京に空き家って本当にあるのかな?ということ。仕事柄、いろいろな地に行く機会がありますが、空室や人が住んでいない家は沢山存在していることは知っていますが、それぞれ賃貸物件として募集していたり、売却案件であったり、本当の意味での空き家は思い浮かびませんでした。


そこで、東京都の空き家担当課に確認してみました。

どうやら現在の空き家状況は不明なようです。現在、区ごとに調査を行っているようですが、その調査方法はそれぞれ違うようで、調査結果の提出期限も決められていないとのこと。戸建については、近隣住民がスマホなどで簡単に区に連絡ができれば良いと思います。

本格的に各自治体が取り組めば、実態の把握はそんなに難しいことではないように思うのですが、どうなのでしょう。とはいえ、その夜にスーパーに行く途中に1件空き家を発見したので目に留まらなかっただけで沢山あるのでしょう。


次に児童養護施設の退所者に対して、東京都で開始されている制度について問い合わせをしてみました。以下の制度があるようです。


「児童養護施設退所者等に対する住まい確保支援事業」


概要は、退所者に対し、単身であれば家賃4万円以下。世帯であれば6万円以下の空き室を

優先的に紹介してくれるように、1つの不動産業者と1年毎に契約を結び、情報を優先的に退所者に向けて提供しているそうです。(や、やりたい。今は大手法人さんとのこと)


しかも、修繕が出来ない為に空き部屋にしている大家さんには、100万円まで修繕費を都が補助し、その分家賃を少し下げてもらって賃貸物件化することができるそうです。


国の住宅支援制度については詳細は調べていませんが、おそらく無償提供はなさそうです。


ひょっとすると各自治体や民間企業で住宅の無償提供を行っているところがあるかもしれませんが、ぼくが調べた限りでは、退所者に対しての無償制度は発見できませんでした。


【まとめ】

退所者を支援したい→都や国に制度は無い→創りだすしかない。


【方法】

・無償住宅or部屋の提供者を探す。

・寄付を募って借りるor買う。

・ぼくが仕事を頑張って借りる。or買う。


【想い】

ずっと子供たちの役に立つことをやりたい。と思ってきた。

悲惨なニュースを目にする度、悲しくて悔しかった。いつかどうにかしてやる。と思ってきた。なかなか行動できない自分が歯痒かったが、動く機会をいただいた。人様の役に立つ。という想いで仕事をやってきた。自分の得意とする住宅分野に関わるここで動けなかったらもうどこでも動く事はできないかもしれない。自分のペースで着実に進める為、ブログでも書いてみました。言うは易く行うは難し。









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