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執筆者の写真齋藤正暢

お客様の住まいの軌跡をたどる。


おはようございます。最近は睡眠不足だったせいか今日は9時間も眠れたさいとうです。

素晴らしい時間を過ごすことができたので、皆さまにも伝えたくてブログを書きます。


この3日間、あるお客様ご夫妻にいくつかの物件をご案内しました。出会いは約13年前。ぼくがはじめて不動産業界に入った池袋の店舗で。ご主人が賃貸物件を探しにいらっしゃった時に担当した時から、都度、お部屋探しの依頼をいただいたり、食事をしたり、大変お世話になっています。


このご夫妻は中国国籍。この3日間の最終日にご主人が日本に来た20年前に住んでいた住まいを奥様に見せたいということで一緒に見てきました。

はい。それが、上の画像の家です。手前のブルーの建物ではなく、後ろにある日の当たらない家。

↑この建物です。建物に囲まれている為、本当に日当たりが悪いです。

この1階に4年間住んでいたとのこと。

玄関ドアはこんな感じ。うーん、古くて汚い。思いっきり引っ張ったら、開くんじゃないかというような軽さでした。


建物に入っていく入口はこんな感じ。

建物前には洗濯機。この家に住んでいる間はとにかくお金がなくて、夜近所を歩いてゴミに出ている炊飯器や電子レンジを拾って、自宅に持ち帰って、使用していたそうです。異国の地で一生懸命に生きていたのだろうな感がとても解りやすく伝わるお言葉でした。


この方、出会った13年前から日本語は上手でしたが、当時は失礼ながら、流暢とは言えないくらいでした。20年経った今では流暢だし、ぼくが車の運転中には「せめて、せめて加害者にはならないで」と言って教えてくれるし、(この方が免許更新に行った直後で、講習でビデオをみたらしい。(笑)「せめて」って言葉、正しく理解し、使うことまあまあ難しいと思うんですよね)


最近一番驚いたのは、カタカナを書いてくださいと言われた機会があり、即書いていたこと。しかもカタカナは自分の名前を書いてと言われたのではありません。勤務先にフリガナをふってくださいと言われ、小さい「ツ」など完璧でした。


20年経った今、マイホームの土地探し。


第一希望の東横線で良い土地が見つかりました。

あとは売主様に売っていただけるか。ご縁があるか。果報は寝て待てですね。


日本に来て、日本語を話せるようになり、たくさんの苦労や嫌な思いをされて、今がある。

ずっとお付き合いをさせていただいていて、少しは理解しているつもりです。


異国の地で、住まいを探し、その国の言語を流暢に話すことができるようになり、書くことができるようになり、友達ができ、信用できる人を見つけること。など、道のりは決して楽ではない筈。もし自分だったらと思うと、、、。辛いでしょうね。


とっても感慨深い機会となりました。

貴重な経験をさせてくださっているご夫妻に心より感謝!!









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